病気という名の木

2010年7月20日 (火)

病んで老いてゆく親と・・・

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こういう思いというのは、きっと輪廻として

続いてきたのだろうなと・・・自分も年をとると

感じてき出してきた。

生きるものすべて死に向かって生きていく・・・

手遅れの前立腺がんを持ち、さらに胃を全摘した父の

具合がかなり悪い。

去年から、胃を塞ぐほどのポリープが再発していたのを

隠していた父が、進行と同時に自分をも忘れてきた。

6年前の全摘から、体がやせ細っていたから、基礎体力

もない。本当に弱々しくなってきたのを目にしていた。

そして、前立腺の治療というのは、男としての気力も

奪うホルモン療法がひとつの治療なのだ。

日に日に真綿で首を絞められていくという表現を

していいのかわからないけれど弱っていく父。

今は、自宅で最期を迎えるべく過ごしている。

私自身も癌だけれど、まだ、気力がある。

子供達とまだまだ親子関係の思い出を作り

たいから、死んでたまるかという気力だ。

そして、怪我をして体が不自由になったお姑さんの

世話も毎日あり、独身の主人の姉もまた子宮ガンで

手術をして、再発に怯えている。

そして、足のおぼつかない母が父を看ている。

全部、手助けしてあげたいけれど、無理な部分

があって、最低限の事しかできなくて。

おととい、母が泣きながら、家にきた。

「助けて・・・・・・助けて・・・・・・」と

死に向かっていく人と毎日向かい合っていく

ということ。

励ましても、自分も気力を持っていかれそうに

なるという、負のエネルギーに負けそうになる。

父は、小さいながら100人ほどの従業員が

いる会社を経営していたワンマンな社長だった。

超が百くらいつくかな。

会社を持つということは、良しも悪しもある。

傾けば、自分だけではない、従業員・その家族や

関連企業への影響があり、ちっちゃいながら

一国一城の主として、君臨していた。

家の顔と違う顔も見せてくれた。

いろんな面において・・・・・・

子供には優しかったが、母や外ではとてつもなかった父。

でもね・・・・・別人のようになってしまった父がいて・・・・・

大事にされていなかった母が、父を看て・・・

そして

子供の頃

娘の頃

30代40代の頃

家庭とか社会とか人間関係とか人生とか

見えていなかったものが見え、わかり始めてきて

親世代が、歩んできた道を自分も歩き出してきて・・・・・

努力してもどうにもできない事柄があるってことが

人生にはあるってことを・・・・・

ただ、自分を見失う前に遺言のように

何かしらのことを語っていた父を思い出している。

何かしらの事は、自分の気づきの時にふ・・っと

思い出す・・・

だから今、足に浮腫が浮いてきた父を

死に向かい、でも、闘っている父を看るのが辛い・・・

本当は、孫の結婚式に出たかったんだよね。

可愛がってたもんね。

というか、孫を本当に可愛がっていたよね。

私達を可愛がれなかったから・・・・・?

でも、わかってるよ。

子供にとっては、親は・・・・・・ね・・・・・・

いや!

頑張ろう!

頑張って!

まだ、神様が与えてくれてる命で生きてるよ。

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2010年6月25日 (金)

病気にさせたくなかった

 

息子の同級生のお母さんで、乳がんになり、左胸を切除し、

抗がん剤を使い、髪の毛が抜けてしまった子供繋がりの

お友達がいるんです。

女でひとつで、4人の男の子を育てていこうとした矢先の

発病・・・・・

自分が癌で、こたこたになって、やっとこさ、ここまできたから

他の人を、癌という病気にさせたくなかったのに

ましてや、彼女は、女でひとつで、頑張ろうとしてたのに・・・・・

癌という病気にさせたくなかった・・・・

この前は、夜にみんなで集まって、おしゃべりしたけど

彼女から、メールがきてね・・・

たまに 遠足をしてみようと思い、お弁当と敷物とおやつ

を持って、集合じゃ~!と、誘っていって帰ってきたわけで・・・

子供繋がりの母達の年令って、幅がひろくって

年上年下関係なく、発言力の強い方が、上に立つ?という

傾向にあるわけで。

いえ、それがだめなんじゃなく、それが、面白くて心地よくって。

その母も、バリバリと、教師に向かっていくタイプで

しっかりもので、みんなが仲間で楽しくやって過ごした

日々があるわけで。

ダンナがいなくても、大丈夫!せいせいしたよ!なんて、

笑わせていたけど、突然の発病に最初は頑張っていたけど・・・

どんな病気でも抱えこむと、現実の生活のほかに

病気という自分の世界が増えるわけで・・・

子供は心配だし、生活をしなければいけないし、

自分は病気と闘わなきゃいけないし・・・

ましてや、生死に関わる宣告をされた病気。

病気になると、明るい自分と、落ち込む自分の

コントロールをしなきゃいけなくて、これのバランスが

結構、きつくて・・・

彼女、いっぱい吐き出したんだ・・・

つらい思いだけでも、出さなきゃやってられない・・・

それでなくても、女は女で、つらいんだ・・・

でもね、広~い芝生にダラ~ンと座って、

ボーーーとして、目の先には、濃い緑の丘が見えて。

5時間の遠足で、「疲れたけど、今日は眠れそうだ・・・」

って帰っていったときの笑顔が見れて、ほっとした。。。

もう少しで、抗がん剤治療も終わるし、伸びはじめてきたらしい

髪の毛も、「見て・・・こうなったんだ」と、初めて帽子を

取ってみせてくれた・・・

でも、髪の毛は伸びるけど、おっぱいがねって・・・

命と引き換えの女の大事な証の おっぱい・・・

形のない病気も、形に響く病気も、全て、つらい・・・

こんな闘いのある病気にさせたくないし、させたくなかった

頑張ってるのに 頑張れ!って励ましは、よけいつらいって

いうけれど、私は、うれしかったな・・・

先は決められてるのかもしれないけど、頑張ろう!なんだ。

だた、今も、反省するんだけれど、

「生き急ぐ」って気持ちに追い込まれるのが、だめなんだ。。

この、すみれは、春に自生した 子達bud

雑草として抜きそうなので(なぜに!)

かためて移してあげたんだけど、

よかったのかな~

野の花として、地面からの栄養で育てたほうが

よかったのかなぁ(*^.^*)

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2010年6月 1日 (火)

ウシの反芻

ポジティブに明るく生きよう~happy01up

・・・・・なんて、癌になった身には、表向きの事もある。

生き方の毎日は、身も心もウシの反芻だ・・・

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                      北海道 ウィンザー・ホテル洞爺 前庭西側より  

胃がきりきりして、止まらない・・・・・

胃を全摘した、父と似てるから、ひょっとしてと思う。

でも、10センチのポリープがあったにもかかわらず、

胃も肝臓にも、転移は免れたから、きっと、丈夫な

はずだ・・・・・でも、やっぱり、カメラを入れなきゃね。

気持ちを緩やかにして、暮らしていれば治まる

時もあったしね・・・・・やっぱり繰り返しだ・・・・・

何処かが、痛くなると、体調が狂うと、身も心も

ウシの反芻になる・・・・・

家族や友達や医師でも、入ってこれない自身の

戦いの場が、心と体の中にある。

細胞に襲ってくる敵に 常に盾を構え、剣を持つ

だから、現実の場では、優しく穏やかでいたい・・・

戦いと平穏の振り子・・・・・

これは、一度でも「死期を体で感じたものにだけ

わかる本来の人間の野生の感」の 一つの処方箋

そして、笑いも処方箋confident

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2010年5月20日 (木)

桜の散り様。。。

あんなに じっくりとゆっくりと咲いた桜・・・。

もう花びらが落ち始めてしまって、こんなにも早くに

散り始めるなんて、ほんとに あっという間で・・・。

若い頃は、パッと咲いて、パッと散るなんて、かっこ

いい~ね~なあんて、友達と話したことがあったな。

でも、年を重ねていくと、生きていくって事と微妙に

シンクロしてしまう。

下の子がまだ、小学生だった6年前、S状結腸がん

で手術して、それも、悪性の進行性。

たぶん、一生忘れられないのが、検査室の中の事。

先生が泣きながら、カメラ検査をしてくれてるし、

手を握ってくれている看護婦さんは、耳元で、どうして

もっと早く来なかったのと・・・

それからは、多分、がんという病気になった人が

みな経験する、夢のような現実の日々。

夢と思っても、何かに触発して、誰もいない時に

叫んで泣き、そして、疲れて、また、現実に戻り。

1人だと、気力もなかったろうけれど、子供達がいて。

女は、子供によって強くなるけど、弱くもなる・・・。

まずは、生きて生きて、生きようと思ってきた日々。

主人の存在も大きかったけど、二人で話したことは

まずは、子供達のために生きようと。

家族に支えられ、先生にも恵まれてきた。

笑って、笑って、話して、考えて、できる限りの全てを

家族として共有して、育てた子供たちとの6年間。

早かったな~・・・あっという間の6年間・・・

花の命は短くて。

パッと咲いてパッと散る、引き際と潔さ。

もちろん、私は花ではないけれど、

こういう言葉って、短いけど奥深い気がする。

きっと、死にたくないけど、死期を感じていて

だからこそ、濃い日々を送り、そして、散る。

でも、木って、植物って、咲いて、散って、枯れて

で終わらないのよね。

雪の下で、次の花を葉を咲かせるのに

太陽から、大地から、エネルギーをもらって

次の花を咲かせるんだよね。

子供達がいる。

私も見習おう。

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そして、旅立った息子から送られてきたチケットticket

長~い交響曲を聴いてきますう。パパ、寝ないでねeye

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大学のサークルで、ワンダーフォーゲル部に入って

日本アルプスを登りながら、交響楽団のオケに

これまた、入部してる息子。私にしたら、両極の分野で

忙しく楽しんでるんだな~smile

ほんとは、お友達にも会いたいんだけど・・・・・。

大事な人たちにしか知らせずに始めたブログだけど

やっぱり顔がみたいな~。でも、また、今度up

まずは、本州の匂いを感じるだけでも幸せheart

今はどんな花が咲いてるのかな~o(*^▽^*)o

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